今日のくそったれ(道路交通編)

交通安全ジャーナリスト世捨人が交通問題を取り上げます。特に公道を遊び場とする道楽集団、競技用自転車乗りを糾弾します。【自転車の制限速度(時速15キロ)法制化とバックミラー、方向指示器、制動灯装着義務化を】


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世捨人語 「ついに発令、競技用自転車に特別警報」

▼先日、国民生活センターがスポーツ自転車の扱いをめぐり注意を呼びかけているというニュースが流れた。スポーツ自転車とは、いわずもがな競技用自転車。NHKのWEBニュースによると「ことし3月まで1年間に寄せられた相談は31件」と報じていた。中には、頭の骨を折る大けがをしたケースが、な、な、なんと2件もあったという。

▼諸悪の根源は変速機(ディレーラー)だ。同センターによると、競技用自転車には変速機カバーがないため転倒時にゆがみやすく、そのままにすると車輪に触れて大きな事故につながるという。同センターHP上では、走行中に変速機が外れタイヤに巻きつく痛ましい場面の動画を公開している。

▼驚くことなかれ、普通自転車ではほぼ標準装備されている変速機カバーが、競技用自転車には備わっていないのだ。軽量化とデザインを損ねたくないという、身勝手極まりない理由で未装着というから始末が悪い。

▼自転車の心臓部にあたる変速機をむきだし状態で走行するのは、重大事故につながり危険極まりない。スピードの出やすい競技用自転車にあっては、周囲を巻き込んだ大惨事を招く。被害者は無念この上ない。変速機カバー義務づけは当然だ。法改正が待たれる。

参照
国民生活センターHP
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150618_1.html



「L字」を反転させた形状の金具が変速機カバー

競技用自転車警報を報じる日経新聞

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世捨人語 「千葉県警松戸署の自転車ブレーキ実験を即刻削除せよ」

▼競技用自転車の制動距離がママチャリよりも優れていると、千葉県警察本部・松戸警察署・松戸市千葉県松戸市が行った自転車ブレーキ実験をたたきつける輩(やから)がいた。どれどれ、当該HP(ホームページ)をみてみよう。なるほど、「笑わせるな!!」と言いたい。小学生の理科の実験にも及ばないお粗末なものでないか。

▼実験で使われたのは競技用自転車、ママチャリ、ピスト(ブレーキなし自転車)の3車種。被験者3人が平坦な道で時速20キロで同時に走行し、合図とともに停止した場合の制動距離を巻き尺で測ったものだ。結果、競技用自転車が5.8㍍、ママチャリが6.3㍍と、競技用自転車が50センチの僅差で軍配が上がった(※)。

▼ちょっと待てや。クルマの油圧式ブレーキと違い、手動の自転車用ブレーキは乗り手の属性に影響を受ける。握力や身体能力によって、同じ自転車でもポテンシャル(潜在能力)を引き出せるか否か違ってこよう。同一人物による実験でなければ意味がないでないか。

▼もう一点、重量が考慮されていない。競技用自転車は軽量だから制動距離が短かかったことも考えられる。乗り手の体重を含めた総重量を同じにすれば、ママチャリのブレーキ性能が際立っている結果を示したであろう。いずれにせよ、HPをみて「競技用自転車の制動距離は短い」という言葉が独り歩きすれば、それこそ危険だ。当該ページは即刻削除せよ。


現役の国体選手というピスト自転車に乗った男性だけが、
なぜかユニホーム姿で実験を行った
(松戸市HPより)


競技用自転車とママチャリの差は50センチ(同)


※▼ピスト自転車はペダルを逆回転させたり、車体を傾けたりして制動するという▼今回の実験は、走行中にペダルを止めた状態の空走距離を計測したもので、何ら制動力を加えなかったとみられる▼現役の国体選手を起用しようしたといだけに、低速でふらふらした状態でも進むことができたのであろう▼一般人であれば足をつけて停止を試みるから、制動距離が18.7㍍(実験3)というのは極めて悪質であり、全く参考にならない。

参照:千葉県松戸市HP
http://www.city.matsudo.chiba.jp/kurashi/douro/anzenjyouhou/bicycle.html

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世捨人語 「毎日新聞自転車報道 茶番の手口」

▼東京都の舛添要一知事は2020年の東京五輪開催までに都内の自転車専用道を倍増させる計画を表明したと、日経新聞、毎日新聞、産経新聞の3紙が9日付け朝刊(都内発行版)で報じた。

▼設置場所について知事は、「自転車レーンを増やすためには歩道を活用するか車道を活用するかはこだわらない」(産経新聞)、「しばらくは何パターンかを臨機応変にやって様子を見る」(日経新聞)とコメントしている。が、 毎日新聞は「自転車路 歩道を活用、対面も許可」との見出しで国の政策に逆行すると批判している。

▼「自転車は車道徹底」を紙面を大きく割いて訴えてきた毎日新聞とすれば、舛添知事の発言は寝耳に水であったのだろう。で、今回の記事の扱いもぞんざいだ。プロからみれば一目瞭然なのだが、紙面最下段に行数の長い記事を無理矢理流し込んでおり、不格好なレイアウトとなっている。

▼もし舛添知事が「自転車路は全て車道に設置」と表明したら、一面トップもしくは社会面トップで大きく報じていたのであろう。 自分たちの主張と相いれないからといって、記事の扱いが変わるというのは、客観報道を旨とする新聞社の機能を失っていると言わざるを得ない。自転車の歩道走行は法律で認められている。茶番はやめよ。


都の自転車専用道について報じる日経新聞(左上)と毎日新聞

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世捨人語 「多摩川サイクリングロード、ついに自転車通行止め」

▼自転車やウオーキングする人でにぎわう東京・多摩川サイクリングロード(CR、正式には遊歩道)。ここでの「違法マラソン大会」を即刻中止せよと提言したところですが、当ブログの影響力を痛感する場面に遭遇しました。な、なんと、多摩川CRの一部区間で自転車が通行止めとなるのです。

▼11月23日に開催の「府中多摩川マラソン」(府中市陸上協議会主催)。告知の立て看板をみると、午前9時から午後3時まで「交通規制 (自転車・競技用車いすの)車両通行止」ときっぱり。看板には警察署も名を連ねていることから、警察官が交通整理にあたるのでしょう。

▼道幅が狭いにもかかわらず、一般利用者に混じって大集団で健脚を競うのは凶器の沙汰ほかなりません。情報によると交通規制を敷いたのは昨年からとのことで、当ブログの糾弾でようやく重い腰を上げたのでしょう。

▼特に多摩川CRは競技用自転車乗りがスピードレースを想定した爆走練習を繰り広げており、とても危険です。競技用自転車が関与する悲惨な交通事故が起こらないためにも、イベントを開催時は必ず道路使用許可を得て交通規制をかけてください。


爆走競技用自転車やジョギング中の人に混じって駅伝大会
(2012年2月、多摩川遊歩道)


自転車通行止めを予告する立て看板
(2013年10月、同)

参照
多摩川サイクリングロードの「違法マラソン大会」を即刻中止せよ

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世捨人語 「見識疑う 毎日新聞自転車報道」

秋の全国交通安全運動のさなか、とんでもない事件が飛び込んできました。京都で通学途中の児童の列に暴走自動車が突っ込むという痛ましいニュースです。

夕刊各紙(9月24日付、都内版)をみると朝日、読売は1面で写真とともに大きく報じていました。経済専門紙の日経は社会面でのみ扱っていましたが、残念だったのは毎日新聞。

なんと1面トップ記事は路面表示「ナビライン」により自転車の車道走行が増えたという、何とも能天気な内容。ナビラインは都内交差点にわずか2カ所設置されているだけということですが、効果てきめんだと騒いでいます。

京都の事故は、歩道に簡易な防護柵しかなく強固なガードレールがあれば防げたと悔やまれます。安全な歩道の推進について考えさせられる出来事であったにもかかわらず、車道を走る自転車が増えたことを真っ先に喜ぶのは、国民感情を逆なでするものだと憤りの念を禁じえません。


主要紙の夕刊1面(9月24日付)

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